BLUE ENCOUNT江口雄也の非現実的理想理論2

BLUE ENCOUNTギター江口雄也のブログです。バンドマン、ミュージシャンの裏話、日常などを綴ります

最高のバンドメンバーの探し方  -職業バンドマン第2話-

 

職業バンドマン第2話

※このページはGiGS2019年8月号「職業バンドマン」を転載したものになります。

 

この連載は「バンド」に関わるいろいろな事を、

僕の15年バンドをやってきた経験則からいろいろ語っていこうというものになります。

バンドをこれから始めて音楽で飯を食べていきたい人や、

単純にバンドが好きでバンドの話を聞くことが好きな人。

そう言う人に届けば良いなと思います。

 


今回のテーマは。

バンドメンバーを探す時の悩みのアレコレ

 

楽器をある程度弾けるようになると、ライブをしたくなるはず。

その時に訪れる最初の分かれ道、それは「ソロ」「バンド」という事。

 

ボーカル以外の場合、

選択肢は基本的に99%ぐらいバンドになるかと思いますが、

ボーカリストだと話は別。

 

ギターやピアノが弾けるのであれば、どっちの選択肢も取りやすいです。

最初はバンドでデビューした人が後々ソロになるなんてことも稀ではありません。

 

僕は音楽の通知表が万年2or3だった為、

歌うという選択肢は1ミクロン足りともありませんでした。

 

でも仮に歌が上手かったとしてもバンドを選んでいたのかなとも思います。

 

  • これは経験則からですが、みんなで力を合わせて一つのものを作りたい人はバンド向き

 

  • 自分自身の世界を一人で作り上げたい人はソロ向き

 

もっと別の例えで言うと、

テニスや卓球、バドミントンでシングルスが好きな人はソロ向き、

ダブルスが好きな人はバンド向きだとも言えます(あくまで個人的主観です。)

 

ちなみに僕はテニスをやっていましたが、

シングルスよりも断然ダブルスの方が好きでした。

 

みんなで何か一つのものに向かって力を合わせる。

と言うことが僕は好きなんだと思います。

 

そういう考えの人はバンド向きと思われます。

もしボーカリストをやりたいと思う人がいて、バンドかソロか悩んでいたら、参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

バンドを組んでいく中で、

一緒にやっていくメンバーをどうやって探していくか。

これはかなり大事なことです。

 

自分がギターとして、

自分の身近にフリーのボーカル、ドラム、ベースがいる事は中々の奇跡。

 

SNSで探したり、楽器屋やなどのメンバー募集掲示板で見つけるなど方法は多々ありますが、一緒に組んでいく上で何が一番大事か。

「演奏技術」

「作詞、作曲ができるか」

等、人によって拘りはあると思いますが、これらの事を少し妥協した上でも絶対に妥協しない方が良い事が一つあります。


それは

一緒に組むメンバーと仲良くやっていけるかどうか


「え!?いや大事だろうけどそれが一番?」なんて思う人もいるでしょう。

「絶対演奏技術とかの方が大事では?」と思う人もいるだろうし、

それも決して間違えではありません。

 

ただ演奏技術や作詞、作曲ができるか、

などは一緒にやっていく上でかなり伸び代があります。

 

変な話、バンドであれば一人で全部出来る必要はありません。

 

一緒にやっていく上で足りないところを補え合えます。

この補い合うことがバンドの醍醐味とも言えます。

ただ「仲良くやれるか」これに関してはスタートの段階で「嫌いかも」から始まるとそこからそのメンバーを「好き」に持っていくのは相当大変なことです。

 

これも僕の経験則ですが、

売れているバンドや人気があるバンドはステージ外でも仲が良いことが圧倒的に多いです。ちなみにもちろんのこと例外も。笑

 

ステージ上では和気藹々としているように見えて裏では超険悪みたいなパターンも中にはあります。
昔、僕たちがインディーズの頃とてもカッコ良いバンドがいて、人気がでそうだなぁと思っていたバンドがいました。

 

でもそのバンドは楽屋などではいつも言い合いをしてたり、影で愚痴を言っていたりしていて、とても仲が悪かった。

 

結局人気が出そう売れそうと言われ続け、そのまま少しづつ下降していき解散してしまいました。

本当の仲の良さと言うものはリスナーやファンに空気感で伝わるものです。

 

男子は共感できるかもですが、「うちら仲いいよねー」とか言っている女子グループが「かわいい」などと言い合っていてもなんかそれが上辺ぽく聞こえてしまうのと似ているかもです(全ての女子グループに言っているわけはありません笑)。


昔のバンド像はバンドはバチバチやりあってなんぼ、

仲の良さなんて必要ねぇ!ってのもあったとは思うんですが(個人的偏見です)

時代なのか何なのか、最近の風潮は少し違うのかなと感じています。

 

バンドは何事も順風満帆ではなく、

いきなり満員御礼の中ライブをやれたり、

新幹線や飛行機で楽に移動できるわけではありません。

 

ガラガラのライブハウスの中で床に向かってライブをしたり、

打ち上げのあとほとんど寝る時間もなく次の会場に向かって機材車でメンバーのみで運転することも多いです。

 

そう言うギリギリの状況の時に根底にあるメンバー通しの仲の良さと言うのは一つの支えになります。

幼馴染や、中学高校の友達で結成した成功しているバンドが長くやれているのは「仲が良かったから」と言う理由も絶対あるでしょう。


メンバーを探していく中で演奏技術なども大切ですが、

まず人として一緒にやっていけるかどうか。ここを第一に考えてメンバーを探すのも一つの成功への近道になるかもです。

 

今回はここら辺で失礼します。

最後までお読みいただきありがとうございました

 

※このページはGiGS2019年8月号「職業バンドマン」を転載したものになります。